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韓国映画『非常宣言』に見る道連れ自殺と巻き込まれる危険と不条理

韓国映画『非情宣言』コロナ禍の現在、ウイルスを使ったテロ行為というなかなかいいところに目をつけた作品ですが、ちょっと上映時間が長すぎた。過ぎたるは及ばざるが如しとでもいいますか、映画製作は難しいなと感じさせます。緊張がラストまで持続せずが残念
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日本映画『ファミリア』低予算、やっつけ仕事的作り方を随所に感じる

テレビドラマなら我慢しよう、それを映画スクリーンで料金を払ってみる悔しさ。映画『ファミリア』はそんな煮えきらない思いを引きずったままラストまで。これで、いいんだろうか日本映画、出演役者が可哀想そんな声が聞こえてくるのは、私だけだろうか。
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『ドリーム・ホース』田舎の退屈さに活性剤を!馬主になるとどうなるの

人生に「ボンウィル/胸の高鳴り」を感じて生きて行けたら。映画『ドリーム・ホース』はそんな夢を見させてくれる。だけど、そこは何処か不安な要素もあるのは確か。競走馬の共同馬主、勝ちを目指す世界だから、そこをどうやってのりこえてるのかな。
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『死を告げる女』精神科の領域で勝負する作品、無意識の持つ意味と危険

韓国ホラー『死を告げる女』人間の無意識下に押し込まれたドロドロが、意識下の行動を支配する。それが、いい方向なら問題ないのですが、それでは映画にならない。描き方は、少々古臭い感は否めませんが、無意識下の引き起こす問題の恐ろしさを垣間見る作品。
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『atBaywalk-ベイウォーク-』困窮老人のサバイバル自己責任か

笑うなら笑え、俺たちは生きている。そんな叫び声が聞こえてきそうな『atBaywalk-ベイウオーク-』。フィリピンの裏路地の困窮邦人、結末は見たあなたが判断して。粂田剛監督の渾身の作品間違いなく一見の価値あり。大人しく生きるだけが人生ではない。
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映画『離れ離れになっても』高校の同窓会って本当に楽しいですか。

幼いときの仲良しグループ、その後離れ離れになってそれぞれの人生を歩みその後は、相まみえることはない。これが自然で、お互いにとってもいいことなんですが。それでは、映画としてドラマにならない、そんな発想からでしょうか、人生のままならぬことを再確認。
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『少年たちの時代革命』香港返還から13年、中国化の進む香港の苦悩

まさに自らのアイデンティティの確立とでも言ったらいいのか。『少年たちの時代革命』は、時代の大きなうねりの中で、自らの確立の戦いである。中国化の波に抗う少年たちの姿は、危なっかしいくもあり、厳しい現実との戦いを勝ち抜こうとしてもがいている。
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『ケイコ目を澄ませて』目を澄ませて見ていられず、思わず寝落ち。

『ケイコ目を澄ませて』大ヒットの評判に満席の劇場に、意に反して気がつくと不覚にも寝落ち。澄ませての題名が皮肉にも聞こえてしまう。静かな映像と淡々としたドラマ、盛り上がりを感じることもなく、気がつけばエンディングロール、まさか終わりじゃないよね。
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『アダミアニ 祈りの谷』東京ドキュメンタリー映画祭 グランプリ作品

東京ドキュメンタリー映画祭2022、昨年のグランプリ作品『なれのはて』が良かったので今年もと期待したのですが、『アダミアニ祈りの谷』は今日的国際テーマとでもいいますか、ちょっと肩透かしをくらったかんじでした。説明的部分がもっとほしいです。
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映画『ホワイトノイズ』この作品が成功したところは、死というテーマ

『ホワイトノイズ』死というテーマを皮肉交じり切り取って見せた作品。なかなかやるなというのが、正直な感想。重たい課題をあえて日々の生活の中の疑問にしたところが、この作品の成功したところでしょうか。キリスト教国のアメリカ人でさえ悩んでいるんです。