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『MEN同じ顔の男たち』過ぎたるは及ばざるが如し誰もついていけない

『MEN同じ顔の男たち』その難解さは、見るものを圧倒する。なんて、ちょっと大げさですが、わかりにくい作品です。それはもうおそらく製作者でないと理解できないのでは、なんて思ってしまいます。ただ、私の理解力が足りないだけなのでしょうが、お願いわかりやすい作品作って。
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アメリカンドキュメンタリーの金字塔「セールスマン」1960年作。

ミッドセンチュリーのアメリカに憧れた子供の頃。しかし、その実態は、そうでもなかったみたい。映画『セールスマン』から見えてくるのは、生活に四苦八苦する庶民の姿と、なおそこに高額な聖書を売り込もうとするセールスマンの姿、何処か滑稽だ。
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冬のソウルを詩人の眼差しで語る『夜明けの詩』決して万人受けしない

ーネタバレを含みますー 忙しさにかまけて、人生をふりかえることなどする暇もない。映画『夜明けの詩』は、人生をかえりみることで、明日が見えてくる。そんな、4つの物語に耳を傾けてみる。元旦という、普段とは異次元の時間と空間が、この映画を見るタイ...
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映画『宮松と山下』記憶をなくした男の心の彷徨、その行きつく先は。

映画『宮松と山下』お騒がせ男、香川照之主演。一連の騒動はさておき、純粋に作品を鑑賞しましょう。伝統的日本映画の流れをくむ映像処理、時間を見据えるカメラ。ひとつひとつにこだわりが感じられます。記憶をなくした男は、なくした自分を取り戻せるのか。
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『覗き屋』他人のスマートフォンって何がはいってるんでしょうね

映画『覗き屋』あくまでもフィクションの韓国大統領の私生活ですが、よく作れたなと感心してしまいます。それとスマホという私達の生活に欠くことのできなくなったツールの二面性を上手く作品に活かしています。便利さと引き換えの危険性この命題との付き合いは避けられない。
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絶叫!コンポヨンファ(공포영화 )フェスティバル2022その2

B級映画には、それなりの楽しみ方がある。作る側は、アイデアで勝負してきているのだから、多少の作りの雑さは目をつぶって下さいと言うことに。以上のお約束を守れるなら、『コ死:デスロワイヤル』はそれなりに楽しめます。韓国社会の歪みを垣間見る思い。
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絶叫!コンポヨンファ(공포영화 )フェスティバル2022

催眠療法、まだ一般的には馴染みのない治療法ですが、精神科の領域ではおなじみの治療法。そんな、催眠という手法を使って、人間の無意識の中になにか植え付けられたら、モチーフとしては面白いのですが、ちょっと話ができすぎているのでは、あくまでもフィクション。
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ドキュメンタリー・ドリーム・ショー ―山形in東京 2022―

上司に女性がいる、そんな会社はまだまだ少数派の日本。本当に先進国なのだろうか、怪しいものだ。ドキュメンタリー『夜明けに向かって』は、イスラム教国パキスタンでの女性地位向上を勝ち取ろうとする運動を丹念に追ってゆく。日本では見られない運動だ。
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『冬の旅』ホームレス少女、フランスで大ヒットでも日本ではうけない

人間誰しも楽をして生きていたいもの、そう考えるのはわたしだけでしょうか。確かに仕事をするから起きたくない朝もいやいや起きて出勤する、そのルーティンがあるからこそしゃきっとしていられるのも事実。ですが、よくよく自由というものを考えてもいいのでは
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『響け!情熱のムリダンガム』荒川区のインド料理店配給、熱くなれるか

映画『響け!情熱のムリダンガム』、荒川区のカレー屋さんが配給元だと。その意気込みはかいますが、残念ながら受けるとは思えない。なんと言ってもカースト制度という身分制度が理解できないし、現代でも未だ残っている、その現実感が伝わってこないのが残念...