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『生きているうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』国立映画アーカイブス

東日本大震災の福島原発で、われわれの身近な問題として認識されるようになった原発。3/11の国立アーカイブスの「1980年代日本映画ー試行と新生」では、すでに1980年代にその問題に深く切れ込んだ作品があったことに驚き、我が身の認識不足を考えさせられます。
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80’カウンターカルチャーの金字塔的作品『爆裂都市』 国立アーカイブスで

高度成長期の集大成を迎え爛熟した経済期の1980年代の日本、今その時代の作品を集めて、国立アーカイブスで特集上映をしております。今回とりあげるのは『爆裂都市』とにかくエネルギーとマグマを秘めた熱い「カオス」で描かれる近未来。まさに疾走する作品です。
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『DAU. ナターシャ』実験映画でしょうか、イメージフォーラムにて

スターリン体制下のソヴィエトの秘密都市を描いた『DAU. ナターシャ』。その製作方法は、かなり凝っていて、当時の全体主義国家の断面を垣間見ることの出来る作品です。あまりにも淡々として物語としての盛り上がりを期待する方には、肩透かしを食らった感じがします。
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『地獄の警備員』 新宿k’sシネマにてデジタルリマスター版上映

『地獄の警備員』約30年前に作られた、黒沢清監督のJホラーの傑作と言われている作品です。現代の目で見るとそこには、時代の変節というものを感じざる負えないですね。しかし、過去と向き合うことは、未来が見えてくるということでもあると思うのですが。
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『ザ・モンスター』 新宿シネマアート ≪狂人暴走・大激突≫懲りずに見ました

コロナ禍で沈滞ムードは否めない映画界、そうなると過去の作品のリバイバル、企画で勝負してもらいたいですね。新宿シネマアートがやってくれました、「狂人暴走・大激突」と銘打って、過去のB級バイオレンス作品を五つ並べてくれました、肩の凝らない企画です。
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『すばらしき世界』自分は幸福感を抱いて生きているのだろうか。

元殺人犯の主人公の社会復帰の物語、そう言ってしまうと簡単に聞こえますが、そこで出会う人々、ぶち当たる壁それらが丁寧に描かれた作品です。ヤクザの世界しか知らなかった主人公、カタギの世界はどう映ったでしょう。いろんな事に思いが巡る、そんな後味が残ります。
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映画『ヘンリー』 新宿シネマアート特集上映 怖いもの見たさでつい

全米17州で300人以上を殺害されたと言われる、ヘンリー・リー・ルーカス。映画『ヘンリー』は、そんな彼の異常な日常を延々と描いております。まるで、日々の行動のルーティンの様に殺人に及ぶルーカス。そんな異常な性格が整然と描かれる、驚きの作品です。
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『イルミナティ』世界を操る闇の秘密結社 見ると消される

人間が神から遠ざかるように働く力、それがイルミナティの実像でしょうか、これらの働きは人類創生の頃よりあったことで、まさにそこに陰謀論なる考え方が出てまいります。数々の謎に包まれた秘密結社ですが、今回の映画でも残念ながら解明にはほど遠い感じがします。それくらい手ごわい相手なのでしょう。
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『プラットフォーム』 格差社会を視覚的に表現するとこうなるのでしょうか

格差社会の持つ人間の醜さを比喩的に描いた、映画『プラットホーム』目をそむけたくなる描写でかなり過激な作品ですが、人間の本質を剥き出しに描いております。ですから正視したくないのですが、もうそこまで日本にも本格的な格差社会が来ているのではないでしょか。
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『アースホール』 これだけハズレの映画にあたるのもめずらしい

超ドハズレB級作品と個人的には思ってしまう、『アースホール』とにかく開いた口が塞がらな状態のまま、終わってしまう、ニコラスケイジ主演のSFアクション映画。まあ年間100本以上映画館で見てればたまにはこういうこともとありなん、ということなのですが。ここまで外れると気分爽快。