映画館

映画館

映画『ソンランの響き』ベトナム映画界が放つ懐かしさの輝き。

アジアの朋友から送られた、珠玉の作品『ソン・ランの響き』昭和生まれの筆者にとっては、何処か懐かしさを感じる作品です。ままならぬ人生に翻弄されながらもひたむきに生きる人々、派手さのない素朴な物語と作品の作りですが、それがまたこの作品の魅力です。
映画館

『アメリカンスナイパー』クリントイーストウッド監督評価が難しい

陽気で明るいアメリカ人、この言葉からは連想されるアメリカ人って本当にそうなんだろうか、クリントイーストウッド監督の『アメリカンスナイパー』を見てるとそんな思いを強く抱いてしまいます。それは、クリントイーストウッドについても同じ思いを抱かせます。
映画館

香港ノアール『男たちの挽歌ⅠⅡ』ノスタルジーを感じる作品群

かつて映画界をにぎわせた香港ノアールその代表作『男たちの挽歌ⅠⅡ』を鑑賞しました。約40年近くも昔の作品ですが、そこには香港の自由な空気に満ち溢れています。しかし、いま香港は自由を奪われる最大の危機に瀕しております、今後の成り行きが心配です。
映画館

クリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』見ごたえあり

一度疑いの目を向けられたら、容疑者とされたらたとえ無実でもその疑いを晴らす事の困難さを作品は訴えます。私達の国でも同じような事がありましたね。そう1994年に起こった「松本サリン事件」です、さあ主人公はどうやって嫌疑をはらしたのでしょう。
映画館

映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』韓国民主化の悲しい出来事

映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』。韓国民主化の過程の中で起きた光州事件、映画はその事件を中心に描いております。作品は比較的明るく描かれておりますが、実際はもっと殺伐とした状況だったのでは。今も抱える、韓国社会の問題も含んでいるのでは。
映画館

『ヒトラー最後の12日間』そこにはかつてのカリスマ的姿はなかった

世界恐慌を背景にのしあがってきたナチス、その最後の姿を映像は丹念に描いている、昔のことではない20世紀の話だ、人々の不安は時として大きな選択の間違いを生んでしまう。アフターコロナの時代にあって我々のできることは、そしてどんな選択をすれば。
映画館

『悪魔に育てられた少年』『哭声(コクソン)』最近の韓国映画の傾向。

『悪魔に育てられた少年』『コクソン』二つの韓国映画を通して、最近の韓国映画の傾向を探り、『パラサイト 半地下家族』のアカデミー賞受賞で頂点に達した感のある韓国映画の今後の新たな展開に期待する。
映画館

こういう映画に出会えたのがうれしい『ドラゴンタトゥ-の女』

北欧スウェーデンで展開されるミステリイー作品『ドラゴンタトゥーの女』、その出来の良さに思わず時間を忘れて没入してしまう。なんでこんなに素晴らしい作品が作れるの、かただただ関心するのみ。一見の価値あり。
映画館

今だからこそ見ておきたい作品『アウトブレイク』『硫黄島からの手紙』

コロナウィルスに日常生活をズタズタにされている私たち、しかし生活はして行かなければならない、そんなとき一人では戦えない、われわれと共に本当に戦ってくれる、指導者が必要だ、今の指導者で本当にいいのだろうか、一人一人よく考えよう。
映画館

映画『ウインド・リバー』タフでないと生きて行けないアメリカ

アメリカの不の歴史、インディアンの問題、アメリカという大国はそれらの不条理の上に成り立っているのだということをつくづく考えさせられる作品である、しかしそこで生きて行かなければならない人たちは、想像もできないくらいタフでないとならない。